トイレの個室に入ったらカギをかけますよね?
囲碁でスマートな手を打つための考え方について、むか〜し、面白い話を思いつきました。

トイレの個室のカギの話です。

誰でもトイレの個室に入ったらカギをかけると思います。
が、ふつうトイレは二重構造になっています。
洗面所などのスペースがあって、その中に個室がある。

もしも、

1.洗面所のスペースに人が入ってくれば必ずわかるようになっている
2.それからからカギをかけても間に合う

のであれば、個室に入ってすぐにカギをかける必要はありませんよね?
人の気配を感じてからカギをかければよろしいべーっだ!

....ま、現実にそんなことをする人はいないと思うので、ここでコストを設定しましょう。

トイレのカギが有料。カギをかけるのに100円を入れないといけない。

これならどうです? 個室に入ってもカギをかけないのもアリでしょ?

コスト意識がある人はギリギリまでカギをかけずに100円を浮かそうとするでしょう。
コスト意識が希薄な人は、(無意味な)安全・安心のために100円を費やします。

囲碁ではこういうケースがしばしばあるのです。

強い人(コスト意識がある人)は、無意味な安全・安心のためにコストをかける(先に損をする)のをギリギリまで保留します。

プロ棋士など、この「ギリギリ」追求が度を超して、たまに間に合わなくなることもあるようです(笑)