十番碁最終第10局。

「愚直なまでに手厚い」銀星囲碁らしさがでましたが、この碁についてみれば劉備玄徳さんの打ち回しの前に「甘い碁」で終わってしまったようにも見えました。

どんな手厚い棋風でも、この局面で黒1に曲げて白2の「絶好の三々」を許す打ち手はあまりいないでしょうね。

 

ここで黒1・3と後手をひく。よほど中央の攻めに自信があるのか、黒3を先手と即断したのか。

(もっとも、並の打ち手では銀星囲碁のパンチをくらって右辺か左辺のどちらかの白が死んだかもしれませんが、そこは劉備玄徳さん、慎重に死活のヨミを入れてました)

 

銀星囲碁の解析はこのようなものでした。


全10局の結果と棋譜をまとめておきます。

対戦表

日付 手合 勝者 結果(棋譜にリンク)
2017/12/5 互先 劉備玄徳さん 黒中押勝
2017/12/8 互先 劉備玄徳さん 白中押勝
2017/12/12 銀星囲碁 先 銀星囲碁 黒中押勝
2017/12/18 銀星囲碁 先 劉備玄徳さん 白中押勝
2017/12/29 銀星囲碁 先 銀星囲碁 黒17目勝
2018/01/10 銀星囲碁 先 銀星囲碁 黒3目勝
2018/01/16 互先 劉備玄徳さん 黒1目半勝
2018/01/22 互先 銀星囲碁 黒中押勝
2018/01/29 互先 劉備玄徳さん 黒5目半勝
2018/2/1 互先 劉備玄徳さん 白中押勝