いい加減だと? 失礼なっ!?
囲碁では、ある部分折衝が終わったときに、解説の人がそれを
いい加減な分かれですね
といったりします。
それを聞いて
ヘボなりに一生懸命、考えて打っているのに、なんて失礼な!
などと怒ってはいけません。
囲碁でよく使われる「いい加減」は、きちんとしてない、というマイナスの言葉ではなく、「ほどよい加減 = どっちかが得したとは言えず、互角と思われる」という意味です。
もっとも、囲碁の世界でも「そんないい加減な打ち方をしてるから負けるんだよ」というふうに、悪い意味の「いい加減」も使われます。
逆にニュートラルな意味のいい加減も「いい加減の温度」みたいに囲碁以外でも使われますが囲碁ほど頻度は高くないでしょう。
「いい加減な分かれ」という成語として覚えておくのがいいかもしれません。
実はイントネーションが違うのですが、文章では表現しにくい。
ニュートラルな意味のは いい(Ì 中国語の第4声)加減
悪い意味の日は いい(Ī 中国語の第1声)加減